さくさく経理!

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企業会計原則の重要性の原則はよく使う

こんにちは、さくさく経理です。
前回は「企業会計原則」のお話をしましたが、「重要性の原則」もよく使用しますのでご紹介します。

重要性の原則」は「財務諸表利用者の判断を誤らせないものであれば、
重要性の乏しいものについては簡便な処理が認められている」というものです。

例えばボールペンを購入した場合、「発生主義の原則」に従う必要がありますから、
購入時は 貯蔵品/Cash という仕訳の後、使用時に 消耗品費/貯蔵品 と処理するのが正しいです。
しかし、金額の乏しいものについては簡便な処理として購入時に 消耗品費/Cash とすることができます。

他にも、従業員がなかなか経費精算の書類を提出せず、決算締めに間に合わないということもあるかと思います。
これも、重要性の乏しいものは財務諸表利用者の判断を誤らせないから、翌期の処理とすることも可能です。
ただし、重要性判定における金額規模や内容はそれぞれの法人の事業規模等に依りますのでご注意ください。